日焼けした後にできる白い斑点やぶつぶつの原因と対処法
日焼け後の白い斑点やぶつぶつ
紫外線を浴びると、通常お肌はメラノサイトが働いて真っ黒になるものですが、中には白い斑点ができる人がいます。
他の部分が黒くなっているので、白い斑点やぶつぶつができるとそこだけ非常に目立ってしまうので、とても気になってしまいますよね。このような白い斑点やぶつぶつができるのには原因が3つあります。
癜風菌(でんぷうきん)
一つ目の原因は癜風菌(でんぷうきん)という常在菌です。癜風菌はカビの一種で、日光に当たって体温が上昇すると発生しやすい事が分かっています。癜風菌の活動を活発にしないためには日焼けしない事が何より大切です。
また常在菌は体調に影響を受けやすいので、例えばホルモンバランスや食事のバランスが崩れていると、常在菌が発生しやすくなってしまいますから、食事に気をつけたり、ストレスを溜めない等の体調管理も重要でしょう。
お子さんや若い世代に発生しやすく、白なまずとも言われており、特に胸や背中、腕などに多く発生します。
UVクリームを塗った所はお風呂できちんと洗い流してお肌を清潔に保つようにするようにし、また癜風菌による斑点は放置していても治らないので早めに皮膚科に相談して、テルビナフィンやミコナゾール等の抗菌薬を処方してもらうと良いでしょう。
メラノサイト
二つ目の原因はメラノサイトの活動が何らかの原因で、一部分だけ活動しなかったということです。
通常数日で治るのであまり気にする必要はないのですが、気になるようであれば、皮膚科に相談すると良いでしょう。
また、メラノサイトの活動が正常に行われなかった原因はカルシウムやビタミン、ミネラル不足が影に潜んでいる可能性が高いです。野菜や果物などを意識して摂取してお肌に栄養を行き渡らせましょう。
尋常性白斑
三つ目の原因は尋常性白斑です。これは遺伝的な要素がとても強いと言われていますが、いまだにはっきりとした因果関係は分かっていません。
免疫機能がうまく働かなかったために、正常な細胞を攻撃されてメラノサイトを破壊されてしまう事で、白いぶつぶつや斑点ができてしまう病気です。
免疫機能がうまく働かず、メラノサイトが欠乏してしまうので、効果的な治療法は確立していませんが、自然療法でアロエベラを使ったり、マスタードオイルを使用している人もいます。
日々のケアとして日焼け止めクリームを塗って色素不足になっている皮膚を保護する事が大切ですし、なおかつ日焼けをしないように日焼け止めクリームを塗ったり、サングラスや帽子を着用する等の対策はしておく事が重要で、夏だけでなく、通年紫外線対策は心がけておきましょう。
「2017年現在」