日焼けとやけどの手当ての仕方は一緒?!なぜ?
日焼けとやけどの手当て
日焼けをした場合、手当てをすぐにするとしたら、日焼けした患部を冷やすことです。冷やすことで、日焼けで熱くなった患部を鎮静でき、日焼けによる腫れを抑えることができます。
これに対して、やけどをした場合にも、同じ手当てを行います。やけどをした場合にすぐに冷やすことで、やけどが広がるのを防げますし、患部の鎮静ができます。
なぜ日焼けとやけどの手当ての仕方が同じなのかというと、どちらも皮膚が熱を持った状態であるからです。
「日焼けがやけど?」と疑問に感じる方もいるでしょうが、強い日差しを浴びすぎると皮膚に熱がこもって、やけどのような日焼けをします。そのため、程度の重い日焼けをすると、やけどを負ったときと同じような症状がみられます。
したがって、重い日焼けをした場合には、放置をするのではなく、手当てをしてすぐに病院を受診をしなければなりません。つまり、ただ赤くなっただけや黒くなっただけの日焼けではない場合には、注意が必要ということです。
ただ赤くなっただけや黒くなっただけの日焼けであっても、すぐに冷やす手当てをすれば、程度が軽く済むので、「日焼けをしたら冷やす手当てをする」という基本を抑えた方がベストです。
冷やす手当て
日焼けややけどをした場合、まず冷やす手当てをすることになりますが、その方法は簡単です。冷たいものを使って冷やせばいいのです。最も簡単な方法は、流水で冷やす方法です。
手をやけどした場合は、水道の水でやけどした部分のみを手当てをします。日焼けもそれと同じように行います。ただし、日焼けの場合は広範囲にわたっていることが多いです。
例えば、背中や腕、足などです。そういう場合には、シャワーを水にして冷やすと良いです。水風呂に入るのも効果的です。
もし、水道やシャワーで冷やせる状態でない場合には、氷水で冷やしたタオルで冷やすのもOKです。また、氷を入れた袋をタオルで包んで冷やすのも良いですし、保冷剤をタオルで包んで冷やすのも良いです。
ただし、氷や保冷剤を使う場合には、低温やけどを起こさないように、必ずタオルで包んでから日焼けした患部を手当てしましょう。
また、日焼けややけどによって皮膚がただれているようになっている場合には、タオルが皮膚の刺激となるので、流水の方が良いです。
日焼けは熱いものに触ってできるようなものではなく、誰もが一度は経験するものなので、軽く考えている方も多いです。
しかし、程度によっては火傷の中度くらいの症状も現れるので、強い日差しの下で長時間にわたってお肌を晒す機会がある場合には、日焼けをしないように予防した方が良いです。