子供のときにたくさん日焼けすると戻らないのか？
子供のときの日焼け
子供はある程度外で遊ばせた方が、からだが強くなるので、時間を決めて外遊びをさせているご家庭も多いことでしょう。しかし、夏になると気になるのが「日焼け」です。
日差しの強い夏に外遊びをすると、真っ黒に日焼けする子供も少なくありません。夏に真っ黒に日焼けしたとしても、秋になればまた色が戻る子も多いですが、冬になっても色が戻らない子もいます。
そのため、「うちの子供はたくさん日焼けしすぎた。大人になっても色が戻らないのか？」と心配する方もいるのではないでしょうか。
しかし、子供のときにたくさん日焼けしたからといって、そのお肌の色が戻らないなんてことはありません。人間のからだの中でも、お肌は日々生まれ変わりを行っている部分なので、きちんとケアをすれば、元のお肌の色に戻せます。
お肌のターンオーバー
お肌は、ターンオーバーが正常に行われることによって、その健康状態を維持しています。ターンオーバーとは、お肌の生まれ変わりを意味しています。
お肌は、皮膚の内部で新しい細胞をつくり、その細胞を上に押しやることで、新しい皮膚を表面に出す動きをしています。
皮膚の内部で形成された細胞は、最終的に皮膚の一番外側まで到達し、「垢」として皮膚から剥がれ落ちます。したがって、日焼けして色がついた細胞を垢として剥がれ落としていけば、元々のお肌を表面に出していけるようになるのです。
お肌のターンオーバーは、年齢を重ねていくほどにその周期が長くなります。そこから考えると、子供のお肌のターンオーバーは大人よりも短い周期で行われています。
そのため、日焼けして変わったお肌の色を元に戻すのは、大人よりも子供の方が簡単なのです。
しかし、それも個人差があるので、中には寒い季節になっても戻らない子供もいます。そのような子供の場合には、日焼けした後にしっかりとケアをするのが大切です。
子供の日焼けのケア
子供の日焼けのケアは、基本的に大人の日焼けのケアと変わりません。まず、日焼けした患部をしっかりと冷やします。その後に、保湿剤で保湿を行います。
子供のお肌を保湿する場合、「私が使っているスキンケア製品でも良いのかしら？」とお母さんのスキンケア製品の使用を迷うところですが、使っても問題ありません。
ただし、ヒリヒリするほど日焼けしている場合は使わない方が良いです。また、美白効果のあるスキンケア製品は、お肌の刺激となるので使わないようにしましょう。子供のお肌のことを考えたら、子供用の保湿剤を使うのがベストです。
子供でも、日頃から乾燥に気を付けて保湿をすることで、お肌のターンオーバーを整えられます。そのため、戻らないと思っていたお肌でも、綺麗に戻せます。