日焼けした後のかゆみに処方される薬はヒルドイド?
日焼けした後のかゆみ
「日焼けした後にかゆい!」という経験、日焼けをしたことのある方なら、誰もが一度はあるのではないでしょうか。かゆいからといって掻き毟りすぎると、皮がむけたり化膿したりします。
そのため、日焼けした後にかゆみがある場合には、病院を受診したり薬局に行ったりして、日焼け後のかゆみを止めるための薬を手に入れた方が早く治りがよくなります。
日焼けした後のかゆみを訴えて病院を受診した場合、ヒルドイドが処方されることがあります。
「ヒルドイド」と聞くと、「あの美容に良いとされている薬?」と思う方もいるかもしれませんが、ヒルドイドに美容効果があるという情報は間違いです。ヒルドイドは単なる保湿剤なので、美容効果を高める役割はありません。
ヒルドイド
ヒルドイドは、ひどい乾燥肌やアトピー性皮膚炎、ケロイドを治療するために使われる薬です。ヒルドイドはステロイドの入っていない薬なので、皮膚の弱い方でも安心して使えます。
ヒルドイドが保湿剤として使われる理由は、ヘパリン類似物質が含有されていることにあります。お肌の中にある角質層の水分を保てるようになるほか、炎症を抑える働きや血流を促進する働きがあります。
そのため、乾燥によって荒れたお肌を改善できるようになるのです。日焼けした後のお肌というのは、乾燥が進んでいるためにかゆみを感じます。そのため、日焼けをした後にはしっかりと保湿をすることが大切です。
その保湿を怠るとかゆみがでてきてしまいます。かゆみがでてきたときには、非常に乾燥が進んでいるので、スキンケア製品などで保湿するよりも、病院でヒルドイドなどの処方薬を出してもらってそれを使う方が有効です。
もし、忙しくて病院に行けないというような場合には、ドラッグストアなどの薬局の薬でも、日焼けした後のかゆみは十分に抑えられます。
一番よいのは、その場にいる薬剤師に「日焼け後のかゆみのための薬を探している」と伝えて、薬を販売してもらうことですが、薬剤師に声をかけるのが苦手という方は、かゆみ止めではなく保湿剤の薬を探すようにしましょう。
市販薬の中でも、ヒルドイドに含まれているヘパリン類似物質を含んでいる薬が存在します。
したがって、日焼けをした後のかゆみを抑えるために市販薬を使いたい場合には、ヘパリン類似物質が含まれている薬を探すのがおすすめです。
市販薬として、ヘパリン類似物質を含んでいるものは、10種類以上あります。どの薬も、ヘパリン類似物質の含有量はヒルドイドと変わらないので、最も使いやすい薬を選ぶと良いでしょう。