日焼けで背中に水泡ができたときの対処法とは?
背中に水泡ができたとき
夏に水着を着て海でたくさん遊んだ後に、背中に水泡ができるほど日焼けをしてしまった経験を持っている方もいるのではないでしょうか。
あるいは、現在進行形でそれによって困っていて、対処法を探している方もいるでしょう。日焼けをして背中に水泡ができた場合、なによりもまず、患部を冷やすことが大切です。
水泡とはいわゆる、水ぶくれのことです。火傷をしたときなどによくできるのではないでしょうか。日焼けも火傷とほぼ同じ症状です。
水泡ができるほどに日焼けをしたということは、火傷の程度で考えると、中度の火傷をしたことに値します。そのため、日焼けをして水泡ができた場合には、すぐに冷やすことが最重要なのです。
水泡ができると、「つぶして治す」なんて方もたまにいますが、水泡をつぶすのは絶対にやめてください。なぜなら水泡をつぶすことによって、細菌感染を引き起こす恐れがあるからです。
水泡をつぶすと、まだ新しい頑丈な皮膚ができていないのに、皮膚の内側が露出することになります。
皮膚は、皮膚の表面によって細菌が中に侵入するのを防いでいるのに、それが壊されると、容易に細菌感染しやすくなります。したがって、水泡がつぶれないように気を付けることも大切です。
日焼けによって背中に水泡ができた場合
日焼けによって背中に水泡ができた場合には、自分では冷やしにくいです。背中の場合、最も簡単に冷やす方法は、シャワーで水を浴びることです。
水風呂に入るのも効果的です。ただし、水シャワーや水風呂の場合には、必要以上にからだを冷やす恐れがあるので、冷やしすぎないように注意が必要です。
もし、冷やすのを手伝ってくれる人が傍にいるのであれば、氷水で濡らしたタオルや、氷を入れた袋を包んだタオルを使って、冷やしてもらうのがベストです。
患部をしっかり冷やしたら、なるべく早めに皮膚科のある病院へ行きましょう。よく、病院に行くのが嫌で、我慢してアロエパックなどをして処置しようとする方もいますが、水泡ができるくらいの日焼けは、中度の火傷と同じです。
水泡が化膿したり細菌感染したりしたら、それこそもっとひどい状態になります。したがって、しっかり冷やしたら、すぐに病院に行くようにしましょう。
病院を受診したら、塗り薬をもらうことが多いです。飲み薬をもらうこともあるでしょうから、処方された薬を用法・用量を守って使いましょう。
病院を早めに受診すれば、日焼けによる水泡も10日から2週間程度で元の状態に戻ります。この期間中、絶対に水泡をむやみに触らないように気を付けましょう。